2025年10月04日
2学期中間考査も終わった10月3日(金)に、「美術科外部講師講演会」を実施しました。
この講演会は美術科生徒の職業観を育成し、制作意欲や進路意識の高揚を図るだけでなく、SSHを通した探究活動の一環として美術や美術文化に関する専門性を高め、他分野の横断的な学びを深めたり、実社会での問題発見や解決に生かしたりすることを目的としています。
今回の講師は、嵯峨美術大学芸術学部長で造形学部造形学科日本画・古画領域教授の仲 政明(なか まさあき)先生です。
講演では、国内外で古典絵画の模写や文化財建造物彩色の保存修復に従事された経験のほか、描く側の視点から代表的な古典絵画を読み解き、絵師たちの想いや斬新な発想、文化財に対する考え方など、専門的見地から理解や表現についてお話しいただきました。
生徒たちも、受け継がれてきた日本の絵画や文化そのものについて関心が持てたようです。終了後には質問にも対応していただきました。
【生徒の感想から】
日本画の素晴らしい点や「六法」という古くからの教えを知ることができ、とてもためになり、日本画の見方が変わりました。文化財についての話も聞くことができ、「誰のため、何のために守るのか」「文化財には人の想いが乗っている」・・・という話を聞いてハッとすることがたくさんあり、人生がとても豊かになった気がしました。
先生が、「自分の視野を広げるために海外へ行く」という話が心に残っています。世界に目を向け、日本を見直して文化の尊さを学び、自分も常にアップデートしていくことが大切だと思いました。日本画の「目には見えないものを描く」という西洋にはない表現方法が確立していることに感心し、文化財も物だけでなく人の想いや出来事までも残すという点はすごく考えさせられました。
自分の理想である「古画」の話を伺い、すごく楽しく学べました。現在、大作制作でかなり悩んでおり、スランプに陥っていました。ですが、本日の講演にあった「基本に戻ること」「本物から学ぶこと」を生かして制作に向き合おう、と勇気をもらいました。
古典絵画に学ぶ -いにしえの絵師たちの想い-
中学生の皆さんのご参加をお待ちしています!
県立美術館分館で皆様のお越しをお待ちしています。
乳酸発酵用の培地の作成
さらに一段階ギアを上げた夏!
進路意識も高まります!
日ごとに感性と経験値が「爆上がり」しています!
絵と句から広がる世界観をお楽しみください。
第2日目も元気にスタートしました
恒例の美術科夏季二高ゼミ(実技講習会)が始まりました!
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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