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二高SSHの概要


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二高SSHの概要

 
 

 本校は2003年(平成15年)に文部科学省よりSSH指定を受けました。SSH指定校は、科学技術振興機構(JST)から先進的理数教育活動の推進に必要な支援を受けることができます。現在(令和4年度)第Ⅴ期(先導的改革期)に入り、科学技術人材育成システム改革を先導する役割を果たすべく、研究開発課題「特異な才能を発見・開発・開花するイノベーション人材の育成システムの構築と自走化」の実現に向けて事業を進めていきます。


第二高校SSHは「特異な才能を発見・開発・開花するイノベーション人材の育成システムの構築と自走化」を目指します

研究テーマ1;課題研究を中核とした独自のSTEAM教育システムの開発と普及

 本校はこれまで理数科,美術科を中心に,普通科を含めた3学科が一体となり,課題研究や創作活動を通じて問題解決の要素を含むTechnologyやDesignの基盤を培ってきました。一方で,問題定義や価値の創造の要素を含むScienceやArtについてもSSH事業を通じて学んだことで,本校にはTechnology・Science・Design・Artのフィールドを融合した独自のフィールドが醸成されました。これは現在のSTEAM教育の形そのものであり,本校独自のSTEAMフィールドとして「二高STEAMフィールド」と定義しました。(下図)

 Ⅴ期では,生徒が自主的に行う課題研究や理数科の学校設定科目等を中心に,文理の枠に捉われない本質的な問いに触れるための授業・講義等を実施していきます。より高度な科学的探究力を備えた人材を育成するためのシステムを本校独自のSTEAM教育「STEAM-D(STEAM with Design)」と名付け,Ⅳ期までに開発した成果に加え,「科学哲学」「科学倫理」「科学芸術」「データサイエンス」を実施しながら,これまで培ってきたScience・Technology・Art・Designの領域を基盤とした3学科横断の取組をさらに充実させ,学びのSTEAM化を推進させていきます。

 

研究テーマ2:高度な専門性と独創性・創造性に富んだ人材育成のための高大接続研究

 2021年9月に,県教育委員会の支援の下,県内SSH校の協力を得ることで「熊本サイエンスコンソーシアム(=KSC)」を発足しました(下図)。今後,KSCの構成校,高大接続研究の連携大学の拡大を目指します。

KSC設置の経緯

経緯1

 19年間の本校SSH事業において,自校の探究活動を中心とする理数系教育に関する教育課程,高大連携の研究開発は発展,一定の成果を得ることができました。

 しかし,高大接続の研究開発については,その成果が少なく,理由として,単独高校が大学と入試や単位互換といった高大接続研究を行うことが公平性を欠くこと,また,高校3年間の生徒を対象とするSSH活動の評価においての信頼度,汎用性については,その多種多様な根拠実践事例の整理が必要となるためであると考え,これらの問題を解消するためにKSCの発足に至りました。

経緯2

 SSH事業においてどのような人材が育成できたのかを立証するためには,できるだけ多くのエビデンス,具体事例を収集する必要があります。そのためには,高校のSSH事業を経て,大学でどのような研究に取り組み,どのような学びを得て,どのように成長したかまで追跡するシステムを高校・大学間で構築する必要性が求められると考えました。

 上記の理由から,コンソーシアムの組織づくり,事業内容の検討,高校・大学といった長期間の卒業生追跡調査システムの構築を行い,KSCを通じて県内SSH校が抱える課題を解決する機会を提供し,同時に助言を行うことを目的にKSCを発足しました。

 研究テーマ1、研究テーマ2を両輪として、研究開発課題にもある「特異な才能を発見・開発・開花するイノベーション人材育成のシステムの構築と自走化」を目指します。

 

 

 

 

 




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