2024年12月24日
肝がん細胞(HepG2)を用いて、がん細胞の増殖を抑制する抗酸化物質の検証実験を行っています。今回、肝がん細胞に作用させた抗酸化物質は、アスタキサンチンとエピカテキン、Bカロテンです。培地に3種の抗酸化物質をそれぞれ添加して48時間培養したところ、βカテキンを添加した培地で約20%程度のがん細胞の増殖抑制が確認されました。アスタキサンチンとエピカテキンを添加したものは、明確な効果が確認されませんでした。βカロテンは脂溶性、一方アスタキサンチンとエピカテキンは水溶性であり、この化学的な性質の違いによって細胞内への取り込みに違いが出たかもしれません。また、顕微鏡で細胞観察を行ったところ、Bカロテンを添加した培地で培養したがん細胞の一部に脂肪滴が観察されました。肝細胞のβカロテンの取り込みにより、本来の肝細胞の機能が発現したのかもしれません。まだ、考察の段階なので、1月はこの点を中心に研究を深めていきたいと思います。
HepG2(肝がん細胞)の顕微鏡観察中
吸光度を測定するための処理
培養皿(アスタキサンチンとエピカテキンを添加した培地)
実験の待ち時間に食べた学食の「台湾混ぜそば」
がん細胞の増殖を抑制する抗酸化物質
美術科1・2年生の実力はいかに!?
校長先生&美術科コラボ
抗酸化物質によるがん細胞の抑制効果の検証実験
写真でART
古今東西の文化に浸る一日でした。
2年生選択授業フードデザインで、ひご野菜「ずいき」を料理し…
武蔵野美術大学を訪問しました。
「ラボルト」に始まり「ラボルト」に終わる?
油彩画制作につなげます
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1 TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636