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2023年03月13日

SSH

第二高校SSH研究成果発表会

『研究は 未来を変える 第一歩』

 生徒がこの熊本県立第二高校SSH研究成果発表会を終えて、今の自分の気持ちを五・七・五で表したものです。本校の先生から助言いただいて事後アンケートに取り入れました。以下、記事の中でいくつかご紹介させていただきます。(紫の文字です。季語等、俳句のお約束ごとはご容赦ください)

 3月10日(金)、熊本県立劇場にて熊本県立第二高校SSH研究成果発表会を行いました。1、2年生全員が参加しました。

 前半は生徒発表、後半は講演会です。

 まず、今回の発表は以下の通りです。

1年普通科GR(グローバルリサーチ)代表 「新常識!解アン新書」

1年美術科AS(アートサイエンス)代表 「すごろくで防災意識を高めることができるのか」

2年普通科 GRⅡ(研究テーマ継続ゼミ)  代表 「子どものための正しい食育」

2年普通科 GRⅡ(防災・コロナ関連ゼミ)代表 「子どもたちにとっての災害が”災い”で終わらないようにするためには」

2年普通科 GRⅡ(Englishゼミ)代表  「SNS ISSUES(SNS上の問題とその解決策)」

2年美術科 ASⅡ(美術探究継続研究)代表  「西洋建築ターニングポイント」

2年理数科 SS(スーパーサイエンス)Ⅱ代表 「代表トマトを感染症から守る~すすかびの研究~」

※3月4日スーパーハイスクール全体発表会で先行発表したもの

2年普通科 GRⅡ(コンテスト出展ゼミ)代表  「おとな食堂~高齢者の新しい居場所~」

2年普通科 GRⅡ(工学関連ゼミ)代表 「被害減少につながる構造」

2年普通科 GRⅡ(データサイエンスゼミ)代表 「成績と学習習慣の関係とは」

※2年生のゼミとは探究の時間をクラスや科(普通科・美術科)を解体し、自分が探究したい内容で集まって活動したチームのことです。大学のゼミをイメージしています。例えばEnglishゼミは英語科やALTの先生方のバックアップで、レポートや発表はもちろん、ゼミの中の会話も英語を目指しています。工学関連ゼミは崇城大学主催「つまようじタワーコンテスト」に参加もしています。

 生徒の感想は★マークをつけて紹介します。

★自分の興味のある分野で、「研究になりうるようなもの」であることを研究しなければいけないと、自分で研究の幅を狭めていたんだなと感じました。もっと自由に、考えを深めて結論を出していいとわかったので、来年の研究ではもっと素朴に、自分が惹かれたものを研究の題材にしたいと思います。身近に有るものを知ることは研究につながるともわかったので、普段からいろんな視点で疑問を持ったり興味を持ったりできるようになりたいです。

★これまでの学校生活は、授業で疑問に思ったことに対して自分でじっくり考えずにすぐ解説を見たり答えを見ていました。
 ですが今日の発表を通して自分が感じた疑問について、自分で答えを導き出そうとする力が必要だと思いました。インターネットやSNSが発展する現代ではスマートフォンやパソコンを使って疑問に思ったことは調べることができてしまいます。しかし、自分で仮説を立て調査し結果を導き出すことでインターネットだけでは得ることができない新しい発見や自分なりのものの味方を得ることができると思いました。
 今後、インターネットだけに頼るのではなく、自分自身で問題解決する力を身に着けていきたいと思いました。そのために疑問に思ったことにはとことん正面から向かい合いたいと思います。

★今までは、論理的思考は難しいものだと考えていましたがデータからわかることを素直に表していけばいいことを知りました。どの発表も堅苦しくなく、面白いテーマのものが多くて自分が本当に調べていきたいことを真剣に調査していく心意気が大切だと思いました。二年生では発表を参考にして、より詳しく論理的に説明できるようになれればいいと思います。

他にも、一つ一つの発表内容を深く取り上げ、質問内容やその回答もふまえた、見解を述べているアンケートもありました。発表を聞くことで大きな成長を生徒たちが実感したことも嬉しい結果となりました。

 発表生徒から見た、観客席はこんな感じです。ここで一句

『人を呑む 無数のじゃがいも 一人の私 (字余り)』

 発表が終わった生徒たちの誇らしげな表情をお見せできないのが残念です。

 質問も、会場から積極的に手が上がり、運営指導委員の先生方もびっくりしていらっしゃいました。

 生徒の感想からも、「大勢の前で挙手をして質問をする生徒もすごいけど、その質問に堂々と答える発表者もすごい」と感嘆する声が寄せられました。その理由の一つは普段の探究型授業の成果であると感じました。以下生徒のコメントです。

★私は、みんなの前で自分の意見を発表することが苦手ではなくなったように思います。GRでグループを作って意見交換したり、スライドを発表したりすることが多く、発表することになれることができました。しかし、今回の同級生の発表を見て私も大勢の生徒の前でハキハキと喋れる様になりたいと思いました。

 さらに今後の授業や学習につながるコメントも寄せられました。

★これまで、公式などについてなぜそうなのかなど理由を考えてこなかった。今日の発表を通じて当たり前のことがなぜ当たり前なのか、理由を考える重要さを学んだ。今後、何かを知るときそれ単体を覚えるのではなく、理由も考えていきたい。

 そんな、第二高校生に向けた一句(生徒作)

『唐草の たくましくゆく 地図広げ』

 講演会については、別途記事を掲載します。

 発表者の皆さん、探究の場を一緒につくった生徒の皆さん、先生方、会場やYouTubeで参観いただいた来賓の皆様、ありがとうございます。

 来年度につなげていきたいと思います。

 

学校でもできる美術館ボランティア

展覧会チラシをアップサイクル

美術科1・2年合同デッサン会

入試を想定したトレーニング

1・2年生日本画演習

新2・3年0学期の取り組み

1年美術科油彩画完成

考える/感じる

健軍商店街「よって館ね」に展示しました

ポストカードサイズの作品です

美術科クリスマスデッサンコンクール

今年も恒例のデッサンコンクールが開催されました

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