2022年06月18日
1年生美術科は初めての油彩画制作に取り組みました。
モチーフはリンゴとビンと箱形のもの。基本的な組み合わせです。
まずはパレットの手入れ、持ち方、絵の具の出し方から始めました。
今回は「グリザイユ」という古典的な技法を勉強します。
油彩画の歴史は中世から記録があるようですが、その技法を確立したとして有名なのはフランドルの画家ヤン・ファン・エイクでしょう。彼は、白や黒など不透明な絵の具で描いた後、モチーフ固有の色彩を透明な絵の具で何層も重ねて描く技法を完成させ、多くの傑作を残しました。
生徒たちもこの「グリザイユ」に挑戦しました。
写真で徐々に完成していく様子が伝わったでしょうか?
このように、技法や段取りを指定していても、現れるのが個性です。筆の置き方に人となりを感じます。
指定された技法の他に、自分で調べた技法で同じモチーフを描くのも課題です。
それぞれ調べてきた内容をディスカッションしながら描きますが、様々な技法を検証していくと美術史の講義のようになってしまいました。
生徒たちに「もっと調べておくけばよかったと思っている人はいますか?」と訊くと、ほとんどの生徒が気まずそうに手を上げました。
学べば学ぶほど、知らないことが増える。この積み重ねが「学びに向かう力」につながるのだろうと思います。
7月は50号の油彩画自由制作か読書感想画の選択になります。
どんな作品が生まれるのか楽しみにしています。
梅雨明けの空にタペストリーが映えています
略して「論コミ」
デジタルとアナログの良さを融合
古典技法と自分で調べた技法
熊本シティエフエム6月24日「校区のチカラ」
714人(高校生407人)が参加しました!!!
1年生も全国実技模試に挑戦
久しぶりのクラスでの美術館見学です
全国から27の美術系大学が集まります。
初めての講評会です
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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