2023年10月08日
OneTeamは熊本県の様々な学科・コースを持つ県立高校の強みを生かし、学校や学科の枠を越えた教育活動を行うプロジェクトです。県立高校だからできる高校間連携の取組です。
第二高校美術科は高森高校マンガ学科とコラボし、その成果を10月11日から16日まで、熊本県立美術館本館で展示予定です。
この作品は、美術科1年生の共同作品の一部です。梱包材が面白い表情だったのでそのまま載せてみました。実際は、180cm×180cmの大きい画面に、カエルの王様(タイトルは「アートの王様」)が美術科1年生が手分けして描いた水玉の中にちょこんといる作品です。実物はぜひ美術科制作展でご覧ください!
こんなプロセスで1月ほどかけて制作しました。
①パネルにジェッソを塗り、アクリル絵の具で下地を入れます.パネルは高森高校の先生の手作りです。
1年生は大きい作品を制作した経験が無かったので、3年生に助っ人❶をお願いしました。
②下地①を活かしつつ、ジェッソを重ね、マチエール(絵のデコボコ、テクスチャーのこと)をつくります。ここでは助っ人❷、2年生が登場です。ダイナミックなドリッピング(絵の具を垂らす技法)の技を見せてくれました。
③ローラーで背景の色を重ねていきます。水の中をイメージしています。
通りかかった助っ人❷の2年生が「僕がつくった下地はどこに行ったの?」と、嘆いていましたが、ローラーで色を重ねたとき、下地②でつくったマチエールのおかげで繊細なタッチを出すことができました。この経験は本人の作品にもいい効果が出たようです。
④全体の調子を見ながら、背景を決めていきます。アクリルのあと、油彩で透明感を出しました。
⑤モチーフの配置を決めます。
⑥モチーフの一つである水玉をみんなで制作します。
⑦完成した作品は熊本県立美術館でご覧ください。(文化祭やKSHのイベントでも展示予定です)
ワンチームの取組は高森高校マンガ学科と1学期末から準備を進めており、一つは「アートの王様」と巨大マンガ作品が対になった共同制作作品、二つ目は、美術科が学校設定科目アートサイエンスで制作したロボットを高森高校が一枚マンガにした作品、三つ目はそれぞれが直径15cmの円の中に未来を創造して描いたミニアートです。
この作品も夏休みに頑張った成果です。粘土で成形し、樹脂で型取りしました.小さいパーツはウレタンボードなど活用し、着色にもこだわった作品です.この一見クラシックなデザインのロボットの機能は、なかなかのハイテクなのですが、用途はとても可愛い仕事をします。そんなことばではうまく言い表せないロボットの説明がマンガになると、微妙な思いがしっくり伝わります。このコラボは継続してできたらいいなと思いました。
思い思いの未来を描いたミニアート作品「未来・ミライ・みらい」です。
県立美術館本館に展示したとき、どんな雰囲気になるのか、楽しみです。
みなさまのご来場をお待ちしています。
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