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2023年10月08日

SSH

手作り絵の具で熊本を描く

 1学期末から取り組んできた学校設定科目アートサイエンスのテーマ研究グループの一つが「絵の具づくり」でした。HPにも紹介してきましたが、ホルベイン画材株式会社から講師を招へいし、油彩絵の具と水彩絵の具をつくりました。また、顔料であるプルシアンブルー、クロムイエローをつくる実験、ベンガラづくりにも取り組みました。

アートサイエンス~絵の具をつくろう! > 二高SSHニュース | 熊本県立第二高等学校 (kumamoto-d2hs.ed.jp)

アートサイエンス~絵の具をつくる実験復活 > 二高SSHニュース | 熊本県立第二高等学校 (kumamoto-d2hs.ed.jp)

 並行して、自分たちでつくった絵の具を使った作品作りも始めました。油彩画、水彩画、テンペラ画、日本画、アクリル絵の具を使った作品の5点です。生徒たちは自分たちで相談し、「彩るくまもと」というコンセプトで制作を始めました。

 まず、水彩画。タイトルは「源流」、熊本の始まりをイメージした作品です。緑の濃い部分に手作りの絵の具を使っています。アラビアゴムを水に溶かし、顔料を練ってつくりました。月の黄色の鮮やかな部分はクロムイエロー、川の深い青はプルシアンブルーです。

 次に日本画。「花たより」、肥後六花をイメージして制作しました。

 右下の椿の深い赤がベンガラです。また、水流の藍色は実験でつくったプルシアンブルーを使用しています。背景の金地も自分たちで貼りました。

 次にテンペラに挑戦。「銀杏城」、熊本県のシンボルである熊本城の地震前の姿を描きました。

 藍色の水流の部分がテンペラの技法を使っています。顔料は実験でつくったプルシアンブルーです。面積の広い部分は油彩絵の具を併用しており、背景の黄土色は自分で練ってつくった絵の具、黄色が鮮やかな部分は実験でつくったクロムイエローを使っています。

 四つ目は油彩画。タイトルは「あのとき」、自身で被害を受けた熊本城を描きました.その時の不安な気持ちを黒と白で表現しています。

 石垣の後ろの銀色の帯状の部分に自分たちで練った絵の具を使用しています。手作り絵の具はなかなか乾かず、苦労しました。

 最後はアクリル絵の具。顔料と様々なメディウムを調合し制作しました。タイトルは「未来に飛ぶ」、熊本復興のイメージと第二高校の風船飛ばしのイメージを合わせて、このような作品になりました。

 空の上部、濃い部分はプルシアンブルーです。また、空を飛んでいる風船のような丸は、みんなで制作したものをコラージュしました。また、オーロラフィルムも貼り、キラキラした可愛い作品に仕上がりました。

 これから、この実践を探究レポートにまとめる活動に入ります。

 なお、作品は10月11日~15日まで熊本県立美術館で展示されます。

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