2025年02月03日
理数科2年の女子5人(いわゆるリケジョ)は、崇城大学生物生命学部の古水雄志先生の指導で、肝がん細胞の増殖抑制効果について研究しています。これまで高い抗酸化能を示す物質3種(βカロテン・エピカテキン・アスタキサンチン)を肝がん細胞(HepG3)の培地に添加し、0.3μg/mLのβカロテンを添加したものが20%程度の増殖抑制を示しました。エピカテキンとアスタキサンチンが水溶性であるのに対し、βカロテンは脂溶性であるため、細胞膜の透過性が高かったと私たちは考察しています。がん細胞の顕微鏡観察では、細胞内に脂肪滴らしきものを確認することができました。
31日はβカロテンだけに絞り、より高濃度のβカロテンを添加してみました。その結果、50%程度の増殖抑制は見られましたが、βカロテン添加の有無には無関係のようでした。βカロテンを高濃度で添加したことによる緩衝液の影響ががん細胞の増殖にでたと考えています。次はβカロテンとタンパク質複合体を作製し、がん細胞に取り込ませて検証を行う予定です。
クリーンルームでがん細胞の観察を行っています。
がん細胞の顕微鏡観察風景。
がん細胞の増殖抑制効果の評価。色が薄いディッシュはがん細胞の増殖が抑制されています(分光光度計による比色)。
がん細胞内に脂肪滴らしきものが観察できました。βカロテンを含んだものだと思われます。
抗酸化物質によるがん細胞の増殖抑制効果の検証
モチーフは青銅鏡
がん細胞の増殖を抑制する抗酸化物質
美術科1・2年生の実力はいかに!?
校長先生&美術科コラボ
抗酸化物質によるがん細胞の抑制効果の検証実験
写真でART
古今東西の文化に浸る一日でした。
2年生選択授業フードデザインで、ひご野菜「ずいき」を料理し…
武蔵野美術大学を訪問しました。
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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