2020年07月25日
4月8日の始業式、校長先生の講話に「創造的休暇にしよう」という言葉がありました。そこで、美術は普段の授業ではできないことを試してみようと思い、休校中こんな課題を出しました。
①社会に役立つデザインについて考えよう
②アマビエをつくって、写真に撮ろう
生徒はクラッシーを活用して学習の成果を投稿し、職員も生徒に会えない休校中ながら大いに刺激を受けました。
まず、コロナ禍で生じる課題に対し対策を実践している企業や商品のレポートを出してもらいました。その一つ「B-full」という会社が販売したドアオープナーはエレベーターやドアの開閉での接触を避けるためのアイデア商品です(他にも様々な企業が商品を開発しています)。授業で使用するということで許可をいただき、実際は3Dプリンターで作成したもののレプリカを木材でつくりました。そこに、思い思いの楽しいデザインをつけました。
次に、アマビエは京都大学図書館がHP等で発信し話題になった図版をお借りして、塗り絵にしたり、紙粘土でつくったり、早く元の生活にもどれますようにという願いを込めて、制作しました。写真撮影までが作品です。映像メディア表現の勉強もできました。
紫陽花の花が咲くころには無事に休校が終わりました。
次に、行ったのは「私の過去・現在・未来」を表現することでした。
休校中、その前後の思いを葉っぱのメッセージに託し、売店の壁に展示させていただきました。
休校から1学期の活動を振り返り、発表会を行いました。感想の中から代表的なものを紹介しまします。
★コロナの話題でみんなが暗くなっている中、美術という観点から世の中を明るくするニュースが世界各地で起こっていて、世界がつながっているなと感じた。
★コロナに関する作品や表現を見て、芸術家は想いやアイデアを形に表すのが上手だなと感じた。今の思いや自分の考えを端的に表現するのは本当に難しいと実感した。
★「こんなのがあったら」「こんな機能がついていたら」「もっとこうなれば・・・」など、人々の思いこそが「ものづくり」の原動力だ。
★デザインはカッコよさだけでなく、社会的・経済的な問題を解決するためのものだとわかった。
★今までにない状況になることで、新しい視点から物事を見ることが増えた。
授業を通して、生徒たちが創造的に休校を乗り切ったことがわかり、再開後はそれを学びにつなげようとする姿勢に元気づけられました。
1学期、最後の課題は「透明マスク」と和歌や漢詩など文学をテーマにした「文字PV」制作です。作品が楽しみです。
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