2020年02月10日
第二高校の校庭では、様々な春夏秋冬の景色を見ることができます。その春夏秋冬の移ろいを「第二高校の四季」として、生物部で紹介します。第1回は、冬でも色鮮やかな果実をつけているモチノキ(Ilex integra)です。
第二高校の東棟(美術科2,3年教室)の南側に高さ6mほどのモチノキがあります。今年も真っ赤な果実を付け、冬の景色の中に色鮮やかな存在感を示しています。モチノキは、モチノキ科に属し、西日本に分布する雌雄異株の常緑の高木です。開花期は春で薄い黄色の花を咲かせ、晩秋に直径1cmほどの赤い球形の果実をつけます。葉の表面はクチクラ層が発達しており、濃い緑色の葉と赤い果実のコントラストは、クリスマスをイメージさせます。塩害や刈り込み等にも強いことから庭や公園などに植栽されているようです。第二高校のモチノキにはこの季節、餌を求めてヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が訪れ、真っ赤な果実を啄んでいます。
モチノキにはモチノキタネオナガコバチという天敵が存在し、このコバチは夏季に発育中の種子の中に産卵し、幼虫となって越冬します。この幼虫は果実の色を操作する能力があり、秋になれば本来赤くなるはずの果実が緑のままにすることで、果実が鳥類に採食される事態を避けるのです。鳥類に採食されることで繁殖域を広げるモチノキにとって、このコバチの産卵は繁殖の大きな妨げになります。モチノキは受粉しなくても果実を形成することができ、その割合は30%程度だと言われています。ところがコバチは受精した種子にしか産卵しない性質があり、未受精の果実は発芽しないため、コバチの繁殖には役に立たないようです。モチノキとモチノキタネオナガコバチの利害関係を研究すると面白いかもしれません。
東棟南側のモチノキ
真っ赤な果実を身に付けています。
冬の景色の中で鮮やかな果実の色が映えます!
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