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1学年GR・AS 科学本質(哲学) ~科学哲学概論と探究を支える科学的思考の5つの柱~

2026年07月02日


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2026年07月02日

1学年GR・AS 科学本質(哲学) ~科学哲学概論と探究を支える科学的思考の5つの柱~

7月2日(木)、1年生を対象に「科学本質(哲学)」の講義が行われました。 「科学本質(哲学)」とは、本校がSSH研究開発で行う独自のSTEAM教育(STEAM-D)の1つです。今回は、これから本格化する探究活動の土台となる「科学的なものの考え方」をテーマに、データとの向き合い方や批判的思考について学びを深めました。

講義の冒頭では、「気温が上がるとアイスクリームの売上が伸びるが、同時に水難事故も増える」といった身近な事例を題材にしたワークに取り組みました。生徒たちは、一見すると関係があるように見えるデータ(相関関係)が、必ずしも直接的な原因と結果(因果関係)ではないことを、気温という共通要因を交えて理解しました。また、「チョコレートの消費量が多い国ほどノーベル賞受賞者が多い」というグラフを例に、提示された情報を鵜呑みにせず「本当かな?」と疑う批判的な視点の重要性が示されました。

次に、「2、4、6」という数字の並びから隠されたルールを当てるワークショップを行いました。多くの生徒が「偶数の並び」という自分の思い込み(確証バイアス)に捉われ、それを肯定する質問ばかりを繰り返す中、あえて自分の仮説を否定するような質問を投じることの難しさと大切さを実感しました。

講義のまとめとして、科学的探究を支える「5つの柱」が提示されました。

  1. 批判力(クリティカル・スケプティシズム): 提示されたデータを正しく疑う力。
  2. 仮説の客観的な検証: 立てた仮説を事実によって確かめる姿勢。
  3. 思い込みの排除: 自分の考えに都合の良い情報だけを集めず、事実を直視すること。
  4. 因果関係の把握: 直接的な原因と結果の関係を冷静に見極めること。
  5. 失敗を恐れない姿勢: 失敗を正しい方向へ進むためのステップとして捉えること。

「探究活動における失敗は、新しい価値を生むイノベーションへの大切なプロセスである」という言葉に、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。

今回の講義を通じて、見かけの関係に惑わされず、客観的に物事を分析し問い直す姿勢を再確認することができました。この学びを今後の課題研究や日常生活において、多角的に物事を探究する力として活かしていくことを期待しています。

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