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2025年03月24日
令和7年3月18日(火)県立劇場にてSSH研究成果発表会が行われました。
発表内容は以下の通りです。
今回は普通科、理数科、美術科の三科合同事業の活動報告と、学問を横断した探究や、探究の自走化が進んでいる研究が多いのが特徴でした。
(1)活動報告
「石棺移設プロジェクト」
「多良木駅点字ブロック修復プロジェクト」
(2)探究活動発表
1年普通科 GRI 「植物は何かに逆らっている」
1年美術科 ASI 「虫はどんな色に集まりやすいのか」
2年普通科 GRII・美術科ASII
①言語×国際ゼミ 「音楽は言語の壁を超えられるのか」
②防災×建築ゼミ 「俺達が考える最強のダム」
③食品×科学ゼミ 「調理方法によるカロリー変化と美味しさの比較」
(3)「世界津波の日」高校生サミット 2024 発表作品
① テーマ“減災” 「There is no need to worry if you are prepared.」
②テーマ“復興” 「CREATION OF A RESILIENT SOCIETY:WORKING TOGETHER AS ONE」
(4)2年美術探究 「日本の古美術を身近なものに-≪松に虎・竹に虎図≫を若者世代に親しみやすく-」
(5)2年理数科 SSII 「抗酸化物質によるがん細胞増殖抑制効果の検証」
今回の発表は、文理を横断したテーマや、大学や企業から研究支援を受けている研究が多く、第二高校の探究活動も円熟期を迎えたように感じました。
1年生は普通科代表・美術科代表とも放課後や休日を活用した実験を根拠資料として発表を行いました。
2年生はそれぞれのゼミの特色を活かした実験や大学との連携が充実した内容となっていました。
学校の3Dプリンターを活用した実験を動画で紹介した場面。実物も展示しました。
美術探究の発表は1年次の探究をブラッシュアップしたものです。熊本県立美術館と崇城大学芸術学部3Dアートコースの研究支援を受けています。学問や研究機関を横断した内容になっています。
理数科の課題研究発表は科学的探究の手本として、普通科・美術科の生徒たちもその成果をしっかり受け取ってくれたようです。
津波サミットのプレゼンも2組披露しました。全て英語の発表でしたが、内容を聞き取らないとできない質問も出ました。英語の発表は理系・文系問わず大いに刺激を受けるようです。
当日はポスター展示も行い、休憩時間等活用して、しっかり読んでくれているようでした。
生徒の感想を紹介します。
★2年:1年生でも自分の課題研究より内容が濃かったりして、すごいなと思いました。ただ本やインターネットの情報を活用するだけでなく、大学や企業との連携しながら研究しているチームが多くて、より学びを深められていいなと思いました。
★1年:2階席で聞いていましたが、スクリーンも見やすく表面的な実験ではなく深くまで調べられていて良かったです。人によっては大学の方に協力をお願いしている人もいてより専門性があって面白かった。
★1年:大勢の人の前で自分の意見を発したり、質問に臨機応変に対応したりなどの姿を見て自分も更に積極的な言動を取れるようになりたいと思いました。
★1年:発表をする人も聞く人も親身になってる空間だった。今回発表をする事になり、発表する前はすごく緊張していたけれど、いざ前に立ってみると雰囲気がとても和やかに感じて落ち着いてできた。1,000人近くの人が出席するあの場で質問をする人がいるってことがとても素晴らしいなと思った。
3科の融合
ロボット技術と未来社会
美術史のドラマをつくったら?
科学倫理~ルールを守って科学する~
マシュマロタワーで協働的な学び
美術探究~中世の美術
授業での取組
合同チームで英語のプレゼンに挑戦
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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