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2025年01月21日
今年も1年生普通科・理数科生徒97人を対象にペーパーブリッジに挑戦しました。
材料はケント紙とノリ、たこ糸のみです。マスキングテープも少々活用しました。
この取組は県立宇土中学校と一般財団法人「ツタワルドボク」との取組から始まり、現在は県内に3つある県立中学(宇土・玉名・八代)の合同の大会も開かれています。
第二高校は通常の1年生美術選択の授業の中で実施しており、プロダクトデザイン、建築、映像メディアの勉強を含んだ内容にしています。2年次は理科の教科選択もあるので、物理の先生にも助言いただいてキャリア教育的な側面も出てきました。
また、高校生なので個人で制作し、「一度失敗したものをどう改善するか」「うまくいったなら、ちょっと冒険してみよう」の姿勢で、つくったものがクシャッと壊れる小さな挫折も成長の刺激になるよう授業を組み立てています。
まずは3時間程度の短いタームで床板をつくります。丈夫な床板のセオリーはすこし調べるとわかるのでこの段階で、耐荷実験をクリアする生徒は多くいます。
予備知識無しで、生徒が思う丈夫な造形はこの形です。
ところが橋は細長いので、中央に点が圧がかかるとこの構造では弱くなります。
どこが弱いかを観察し、補強をしていきます。
0.167kgのナットを16個、2.67kgの重さに耐える構造をケント紙と糊で制作するのはなかなか至難の業です。
ナットをのせながらどこが弱いかよーく観察します。
1月10日、「ツタワルドボク」の藤木さんを講師としてお招きし、指導・助言をいただきました。
この日は最終耐荷実験と、作品のプレゼンテーションを行いました。試行錯誤を重ね、この日にやっと耐久性をクリアした生徒もいて、非常に嬉しそうでした。
完成した作品はそれぞれChromebookで写真撮影をします。
この時期の美術室はこんな感じでございます。
第二高校の図書館のロビーには積み木があり、生徒はいつでも積み木で遊ぶことができます。造形活動や積み木遊びで培われる空間把握能力は物理や数学的な思考力の向上にも繋がります。
積み木は科学系・子ども向けイベントで活用しています。
授業での取組
合同チームで英語のプレゼンに挑戦
多良木駅点字ブロック修復プロジェクトその後
熊本県立装飾古墳館研修
システムエンジニアリングと保存科学研修
探究のバトン
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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