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2024年10月01日
1年理数科美術Ⅰ、9月の課題は津波避難タワーのデザインです。
津波避難タワーは日本各地に建設されており、有事の際の避難場所としてだけでなく、「避難することをあきらめない」よう意識の変化を促すこと、津波避難タワーがあることで防災への意識が高まることが期待されます。
模型を製作するにあたって生徒たちと津波の被害や津波避難タワーについてインターネット等で調査し、レギュレーションを決めます。今回はおよそ8mの津波に耐えうる10mの建物の50分の1モデルを制作することにしました。材料は、白い紙(ケント紙、コピー用紙、ノートの端切れ)とスチレンボードです。
制作にあたって、地域の観光スポットやランドマークになりうる美しさも併せ持つことを条件にしました。5時間程度の制作なので、粗いところもありますが、良い作品ができました。
最後の時間は校内のグラウンドにあるブルーシートを波に見立てたり、それぞれ津波タワーが実際に建設された風景を想定して撮影をしました。この学習は、ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんのインタビューからヒントをいただきました。「STEAM」の「ART」にはどんな役割があるのか、学びながら考えているこの頃ですが、「造形要素の特徴を引き出し、似た部分を関連付ける」・・・「見立て」る力は観察力と分析力と表現力が融合した非常に大切な能力であると感じました。そんな「見立て」の楽しさも生徒の作品写真とともに楽しんでいただけると幸いです。
実物は先進建設防災減災フェアでも展示させていただきます。先進建設・防災・減災技術フェアin熊本2024 (s-kumamoto.jp)
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