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1学年美術科・普通科「科学哲学」

2024年05月21日


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2024年05月21日

1学年美術科・普通科「科学哲学」

5月15日(水) 7限、体育館で科学哲学の第1回が実施されました。

入学して初めての科学哲学の講義であり、初めにSSH研究主任の田中先生から、簡単な事業の説明が行われ、その後、講義が開始されました。

この日の講義のテーマは「共通了解の獲得を目指して」です。

初めに、科学と哲学の相対的な立ち位置について考え、哲学史・科学史も踏まえながら講義が進みます。特に生徒は、アイザック・ニュートンが生前〝自然哲学者〝と呼ばれており、一度も〝科学者〝と呼ばれたことがなかったことに驚いていました。

次に、哲学するとは「「〜とは何か?」の問を繰り返し、本質に迫る姿勢」が1つであることを学び、実際にテーマを設けて科学哲学にチャレンジします。生徒は非常に活発に議論・意見交換を行ってくれました。

最後に、改めて、科学哲学とはどのようなものか、VUCA時代を生き抜くために求められるその姿勢を学び、講義は終了しました。

この日の学びを今後の課題研究を始めとする学校生活に活かしてくれればと思います。

第二高校ではSSH研究開発課題「」の実現を目指して研究開発を進めていきます。

生徒の感想【抜粋】

・科学のみならず、あらゆる学問において哲学は強く絡み合っているという考えが持てました。どの学問でも疑問を持ち、多角的な視点での解答の準備が必要なのだと思えました。

・科学はもともと哲学に分類されていたことに驚きました。これから様々な探究活動をしていく中で、哲学的・倫理的な視点もも大切にしたいと思いました。

・哲学は論理的に考える科学とは真逆の学問だと思っていたけど、今回の授業を通して哲学的な考え方で自分の身の回りを見ることで、新たな課題が見つかることもあることがわかった。

・課題に対して単純に良し悪しだけの問題ではないことがわかった。これから自分で課題を設定して課題解決に取り組むために、身の回りの不思議に目を向けて固定概念にとらわれることがないようにする必要があると思った。

・議論を通じてより高次元の結論へ思考を進めていくという方法はどのような話し合いの場でも活用できると思ったので、日常的にも、相手の考えを否定するのではなくより良い方法はを模索するような態度をとっていきたいと思いました。

・友人と意見交換をしたおかげで、自分の意見について深く考えることができた。科学や哲学は未だに難しいと感じてしまうけれど少しだけ理解できた。これから、様々な問題に直面すると思うけれど、色んな人の意見を聞いて幅広い視野で物事を考えたい。

・科学と哲学について初めてこんなによく考えました。周りの人たちとよく話し合って意見を交換したけど、結果的な答えは一つに絞ることが大切なのではなく、自分自身でしっかりと考えることが大切だと思いました。

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