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2023年08月26日
8月23日、美術科1・2年生希望者で絵の具づくり体験を行いました。講師は大阪からホルベイン画材株式会社柴田正見様をお迎えしました。生徒たちにチューブ絵の具が開発される以前の方法で絵の具をつくる体験をさせたいという思いに、地元の画材店である文林堂さんから助言や講師の紹介をいただき、実現しました。柴田さんは7年前にも、第二高校で講習会を開いたご縁があります。その時の1年生は先日教育実習生として帰ってきてくれました。
今、AIが絵を描く時代で、クリエイターたちにとっては変革と苦難の時代とも言えます。そんな中で、美術科ではアーティストの卵である生徒たちに、デジタル・アナログを柔軟に操作できる表現者としての成熟と、美術科のカリキュラムを活かし「素材のプロ」として成長できるよう、本校SSH事業と連携し「STEAM」教育を柱としたカリキュラム開発を行っています。
生徒たちは今回、油彩絵の具、水彩絵の具、アクリル絵の具をつくることを目標とし、さらに日本画とテンペラ画にも挑戦する予定です。
講習会の準備として、顔料、リンシードオイル、アラビアゴム、練り板、練り棒などを用意しました。
前半は絵の具についての講義、後半は絵の具づくりの演習になります。まず練り板の上に顔料を少量おき、スポイドでオイルを少しずつ加え、パレットナイフで混ぜ合わせます。
さらに、練り棒でしっかり顔料とオイルをプレスします。
次に、アラビアゴム溶液を使って水彩絵の具を制作しました。
あっという間の二時間半でした。これから1年生は学校設定科目アートサイエンスの探究活動の一環として、手作りの絵の具を活用した作品制作を行います。完成した作品は10月11日~16日まで、熊本県立美術館本館にて行われる熊本県立第二高等学校美術科制作展で「材料科学研究」の成果として展示されます。
ぜひご来場ください。
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