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STEAMプログラム「エッグドロップ実験」1年理数科美術Ⅰ

2022年11月03日


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2022年11月03日

STEAMプログラム「エッグドロップ実験」1年理数科美術Ⅰ

 このパラシュートのようなものは何でしょうか?

 これは、近年工学部や工業系高校の授業でも盛んな「エッグドロップ実験」の一コマです。理数科1年生、美術Ⅰの授業として、9月から10月まで取り組みました。

 高さ5.5mから落としても割れない卵のパッケージをデザインし、制作しました。材料はケント紙とセロハンテープのみ。

 実験は2回行い、①卵が割れないこと、②材料の重さが軽いこと、③美しいことを目標に制作しました。

 「初号機」(最初のパッケージ)は、①に注目し、思い思いの形を、目分量でつくりました。1回目の実験を元に、重心や地面に設置する部分の強度、空気の抵抗など課題をみんなで検討しました。

 2号機(2回目のパッケージ)は「軽量化」と「洗練」を目指します。2号機からは幾何形体を意識したデザインが増えました。また、化学の先生から強い構造を聞いてきて、その形に挑戦する生徒もいました。このあたりが理数科だなと思いました。

 成功率は3割程度でしたが、成功も失敗も、そして実験の試行錯誤をみんなで共有できる、いいクラスでした。

 2回の実験をレポートにまとめ、発表会を行いました。本校SSH研究主任である物理の田中先生も参加していただき、講評もいただきました。

 そこでわかったことは、「卵が壊れないこと」を目指すとき、「パッケージはあえて壊れるようつくってもよいのでは?」という、アドバイスをいただき、課題を解決するときに何が求められているかを理解する「読解力」の大切さを学びました。 

 「エッグドロップ実験」は普通科美術Ⅱでも、取り組んでいます。

 この実験ではどの団体も卵の行方を最後にお知らせしていますが、9月10月の晩ご飯はオムレツが多かったことをご報告しておきます。(卵はラップに包んで生を落としました。2年生はゆで卵の予定です。)

 

 

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