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Chromebookのある思考する授業~進路指導編

2021年10月16日


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2021年10月16日

Chromebookのある思考する授業~進路指導編

9月に、3年生にChromebookの配付があり、3年生美術科では早速進路指導に活用しました。

 

美術科の生徒たちの進路は、絵画、デザイン、彫刻、美術以外の進路も多岐にわたり、それぞれが「自分のマニアックさを追求」することが必要になります。指導する側も情報収集が追いつきません。

そこでChromeの出番です。

まず、自分の興味ある分野、目標とするデザイナーなどを調べ、Jamboard アプリを活用し、考えをまとめていきます。

Jamboardはクラウドベースのホワイトボードで画像も容易に貼り付けできますので、美術科のようにビジュアルで思考をまとめることが必要な生徒には非常に便利な機能です。(昨年までは段ボールに貼り付けてイメージボードを作ったり、ファイルにしたりと紙ベースで作っていました)

調べたことや感じたことをどんどんクラウド上の付箋機能に書き込んでいき、マッピングして考えを整理しました。

次の時間はプレゼンです。同じ専攻でグループになり、自分が選んだ作品やデザイナーの良さを説明します。聞き手は質問や自分の考えを話し、ディスカッションしてきます。タブレットなので画像を大きく見せたいときも指先の操作で拡大できますし、初めての取り組みでしたが普段からなれているせいか非常にスムーズかつ、盛り上がりました。

また、投稿されたJamboardを印刷し、教室に掲示してみました。

生徒の感想をご紹介します。

★デザイン系

・自分たちが、面白そう、買いたいと思うゲームの共通点はなんだろうと考えたとき、自分一人で考えるより人と話しながらの方がすぐに良い答えにたどり着けた。

・他の人がどういう視点でゲームのことを見ているのかを共有できるのは、なかなかできる機会はないので自分の考えを整理できた。

・友達の「こういうことがしたい」という思いを聞いたら、より自分の夢を追いたい気持ちが強まった。

★ファイン系

・既に知っていた作家でも知らない遍歴や、作品の意味があってとても面白かったです。

・話し合いのなかでもダミアン・ハーストの作品は、特に感想が分かれたように感じました。作品に込められた意味に感嘆している人がいたり、驚いている人がいたりしました。作品自体は、実際のサメの遺骸を使用した生々しいものでしたが、そのことによって強く印象付けられると思うし、より現実的になると思います。

・僕は、「九相図」を思い出しました。改めて美術品が、見る人が見ることによって初めて完成するということを感じ、こうして作家や作品を調べることやいろんな人と意見を交換することで自分の世界を深めていくことが重要だと思いました。

 

 

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