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2023年06月23日
6月13日(火)SSH特別事業の一環として、本校理数科1年生を対象に、九州電力のスタッフの方をお招きしてエネルギーに関する体験授業を行いました。
初めに、発電の仕組みや特徴、同時同量についての説明と我が国のエネルギー情勢についての説明が行われました。
東日本大震災以降のエネルギーバランスの変化や新エネルギーの種類の紹介、CO2削減に向けた各国の取り組みについて話し合いが行われました。
次は個人ワークとグループワークです。説明を受け、初めに各々で未来の日本のエネルギーバランスについてを考えた後はグループで1つの意見にまとめます。
ここでも先日の科学哲学で学んだ(共通了解)の姿勢が活かせてます。
お互いの意見をうまく合わせてグループの意見をまとめます。
次は発表です。代表して3つのグループにそれぞれのまとめを発表してもらいました。意見の中には新エネルギーの積極利用や、これからの科学技術の発展を予想してのアイデアもあり、とてもよい発表となりました。
最後はVRを用い川内原子力発電所のバーチャル見学会を行いました。VRが初めての生徒もいたようで、とても楽しんでVR体験をしていました。
<生徒の感想:抜粋>
・これまで、原子力は危険であり、もう使われていないと思っていました。しかし、現在では、国内十ヶ所で再稼働が行われているということを知り、とても驚きました。今まで知っていたことの再確認と、新たに学んだことの知識を蓄えることができたので良かったと思います。
・日本は地震が多いので原子力発電に頼るのは怖いイメージがあったけど、未来の発電方法について考えたことで原子力発電の利点についても知ることができました。今回の体験授業を通して将来の職業を選択をする際の参考にしてみようと思いました。
・これまではエネルギーに対して知っていることが少なく、自分とは離れた存在だったが、今日の体験授業でエネルギーについて詳しく知ることができた。また、エネルギーは危ないと思っていたが、発電などについて学ぶことで、安全になってきているとわかった。今日の体験で、エネルギーにすごく興味を持つことができた。今後は節電などを意識して生活していきたいと思った。
・原子力は日本は二度と使わないと思っていた。だが、他のエネルギーよりは環境に良いのかなとも思った。今後、何か行うときには、環境に与える影響についても考えてから行動していきたい。また、新しいエネルギーの発電機方法はないか気になったので調べてみたい。
・原子力はただ危ないというイメージがあったけど、CO2の排出が少ないことを知った。これからの日本の発電方法がどうなっていくか考えるために今日学んだことを活かしたいと思う。
・環境に悪い火力発電が多く、再生可能エネルギーを使った発電を増やさなければいけないと思っていました。しかし、体験授業を受けて、すべて再生可能エネルギーで発電するのは難しいのでそれぞれの発電方法の長所をいかして発電をしていけばいいと思いました。
・原子力発電の問題は中学生から本格的に学びました。危険であったりなどのデメリットや価格が安い、効率がいいなどのメリットまで特徴に関しては中学で多くのことを学びました。ですが今回の体験授業では自分たちでエネルギー問題解決に向けエネルギーの割合について考えたことは初めてだったし、とても楽しかったです。自分の進路とは異なるけれど多くの視点や生き方、経験は自分がやりたいことにつながると思うので貴重な経験となりました。
・今まで原子力発電所は震災による被害によって人体に悪影響を及ぼす危険なものだと思っていた。しかし、今回の授業で二酸化炭素排出量が少ないという特徴を知った。地球温暖化対策にぴったりだと思った。しかし日本は地震や台風が多いから原子力発電が向いていない国だとも思った。今回の授業で将来私が自分の家を持つときには発電方法を知ることが大切だと感じた。火力発電の家ではなく、再生可能エネルギーでの供給が多い家を買うことも環境保護の一つだと思う。
3科の融合
ロボット技術と未来社会
美術史のドラマをつくったら?
科学倫理~ルールを守って科学する~
マシュマロタワーで協働的な学び
美術探究~中世の美術
授業での取組
合同チームで英語のプレゼンに挑戦
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