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2023年04月25日
第二高校SSHのⅤ期研究開発の一つである「課題探求を中核とした独自のSTEAM教育システムの開発と普及」を目指し、今回は1年理数科SSⅠの時間に”万物の根源とは”というテーマで「科学哲学」を実施しました。
これまでに科学史や哲学史で学んだことのある生徒もいたようですが、今回はクラスの中で全員が納得できる”共通了解”を目指して考え抜くことにチャレンジしました。
はじめに、本校理数科主任から簡単な内容の説明が行われると、早速”万物の根源とは”のテーマの下、ディスカッションが行われました。
生徒たちは積極的に意見を交換します。
地歴公民科の先生にも、哲学史の視点から”万物の根源とは”について、お話しいただきました。
その後、グループで出てきた意見をまとめ”共通了解”の獲得に向けて、ディスカッションは続きました。
最後に、いくつかのグループに発表を行ってもらい、第一回の科学哲学の授業は終了となりました。
科学哲学を通じて「物事を深く考え”本質”に迫ることのできる力」を身に付け、高度な科学探究力や独創性と創造性に富んだ課題発見能力を育んでいってもらえればと思います。
生徒の感想です。
答えのない質問の答えを考えることは難しいと思いました。
科学哲学は初めて授業を受けたので困惑はあったものの、グループの友達と相談しあって考えを深めることができました。
ますます人類の謎が深まったと思いました。なんで人類が誕生したのか知りたいと思います。私は水があってこその地球だと思います。
ものごとの奥の奥まで考えるのが刺激になった。
世の中にある「なぜ」を探究するのは大変なことだと思った。
考え方が似ていたり、全く違ったり、新しい考え方を知れて、楽しかったです。
根源を考えることが楽しかった。答えを一つにしようとしていたが、いくつも根源があるのではとも考えた。
哲学と科学はかけ離れたものだと思っていたので、難しかったです。
科学について普段あまり考えないことを考えることができたので良かったです。
万物の根源について、班の人と考え合うことができてよかったです。話し合う中でお互いの意見を尊重し合うことが大事だと思いました。
普段、あんまり考えなかったことを考えるよい機会だったのでとても楽しかったです。またやってみたいです。
みんなそれぞれ違う考えを持っていて、必ずその説が正しくなることはないと思った。
最初は難しいと感じたけど、班の意見を聞いて理解を深めることができました。
今も昔も考えを持ちそのことは、今も昔も同じであったり、科学の進歩で変わったりするが、昔の考えも今に劣らない。つまりそのぐらい科学が発達してもわからないものがある。
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