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2023年10月30日
10月30日、1年理数科美術Ⅰの架け橋プロジェクト「2号橋★ペーパーブリッジ実験」を実施しました。
多くの生徒が、条件である16個のナットを10秒支える橋を制作できました(以下表を参照ください)。逆に、すでに正解があるものではなく、発想を変えて挑む生徒もいて、難しい構造に果敢に挑戦していました。まさに「失敗は新しいアイデアの源」でした。
今回も一般財団法人「ツタワルドボク」から藤木修さんが講師として来ていただき、生徒一人一人の思いに耳を傾けていただき、助言をしてくださいました。
以下、写真で生徒の頑張りをご覧ください。
記号は添付資料の番号です
A 柱で苦戦しましたが、しっかりした作りの作品
B 芸術性を意識した作品(ライトアップに映えました)
C たこ糸で欄干を丁寧につくった作品。安定感があります。
D 他にないアイデアで苦戦しましたが、講師の藤木さんからヒントをいただきました。
E この床板の形が軽く、丈夫でした。ねじれの補強が課題でした。
F この床板も、個性的ですが十分な強度でした。
G ジグザクに折った補強が効いています。
H 軽快で美しい作品になりました。シンガポールの独特な橋がヒントになっています。
I 床板の強度とそのデザインにこだわった作品です。
中はこんな感じです
J 独特な形ですが、軽く強度も十分でした。
K 洗練度、強度共に抜群の作品でした。
L 早く仕上がったのでプロジェクションマッピング風に(写真はフリー素材を活用しました)
M 床板の構造にこだわりがあり、ちょうど見せたい部分が弱くなるので、ジレンマを感じていました。
N 最初に軽く強い床板をつくった生徒の作品。デザインの自由度が高くなります。
O 橋脚がありますが地面にはつかず、装飾目的です。実験をして、重りを置いたときの橋の歪みを抑える役目を持っていることがわかりました。
P ユニークですが、強度もバッチリでした。中国に手で支えるデザインの橋があり、それにインスピレーションを得たようです。ランドマークになる作品です。
Q かなり早く仕上がり、強度とデザインの洗練が際立つ作品でした。
18人中14人が、授業時間内でナット16個を載せて10秒制止の規準をクリアしました。
最後に藤木さんから「力がかかる部分」と、「力が入ることによってねじれが生じる部分」を観察、分析しアイデアを練ることと、作業の丁寧さが大事であるとアドバイスをいただきました。実際の現場でも大事なことですね。
この活動をとおして、苦手な部分を克服することと同時に自分自身の強みに気がつくことを目指しました。それぞれの個性が明確になり、お互いを認め合う機会になったと思います。現在、普通科でも80人が取組中で、美術室は橋でいっぱいです。
これらの作品は、11月21日、22日で開催されます防災・減災フェアで展示予定です。
美術探究~中世の美術
授業での取組
合同チームで英語のプレゼンに挑戦
多良木駅点字ブロック修復プロジェクトその後
熊本県立装飾古墳館研修
システムエンジニアリングと保存科学研修
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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