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2023年09月07日
第二高校SSHのⅤ期研究開発の一つである「課題探求を中核とした独自のSTEAM教育システムの開発と普及」を目指し、今回は1年生を対象に各クラスで「科学倫理」の授業を実施しました。
今回のテーマは「誤差と外れ値」についてです。
生徒と先生の対話を読みながら①研究者として好ましくない行為はないか、また、その理由は何か。を考えながら「誠実な科学者」として求められる人間性だけでなく、必要な知識も学びます。
対話文の後半では、「誤差と外れ値」について、数学的にどのように分類されているかを確認しながら、外れ値の原因やその背景を考えることや、対象が医療行為や命にかかわる場合は数学的な基準には必ずしも当てはまらないこと等、多くのことを学ぶことができたようです。
本日の「科学倫理」で学んだことを今後の課題研究にしっかりと活かして欲しいと思います。これからも第二高校では「物事を深く考え”本質”に迫ることのできる力」を身に付け、高度な科学探究力や独創性と創造性に富んだ課題発見能力を育んでいきます。
以下は生徒の感想です。
<生徒の感想>
・実験に明らかな外れ値などがあっても、今までなら何も考えず除いていたと思うのでその場合どうすればよいか学ぶことができたので良かった。
・実験を行うにあたっての間違った知識を持っていたことに気づきました。この授業では、文章から何が好ましくないかを探すことで、実験や研究においてどこが間違っているのかを探し、見つける力を養えたと思います。
・実験は自分の思ったような結果にならなくても、なぜそのような結果になったのかという原因を考え、次に伝えることが大切だと思った。
・これから大学に行くとなると実験を多くすると思います。今回の授業でデータの扱い方について学ぶことができたので、これからにしっかり活かしていきたい。
・実験だけでなく、調べていることに異常が生じたら、原因をじっくり考えることが大事なんだと感じた。自分だけの判断ではなく、他者との話し合いで客観的な意見を求めることは大切だと思った。
・実験において、妥当性・客観性・再現性が大切だと知った。ある物事で変わった点を放置するのではなくて、なぜそうなったのか自ら調べることが大切だと思った。私は、気になったことがあっても面倒くさいとかで流してしまうけど、調べることで必ず学びが得られるから、これから気になることは調べるようにしたい。
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