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高くて広い建物をつくるには?

2025年01月27日


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2025年01月27日

高くて広い建物をつくるには?

 中世の美術の授業を高校生にするのはなかなか難しいものです。

 中世とはよく言ったもので、前後の古代ギリシャ・ローマとルネサンスの華やかさと比較すると、時代も地理的な範囲も広く、作者不明の作品も多く、作品もなんとなく地味といった感じです。

 しかし、建築、彫刻、絵画、工芸とその時代の特徴が作品に現れ、親しめむほどに文化的な凄みと人間の英知が感じらます。

 今日の授業では、建築にスポットを当てました。

 当時は石造りの建物が多いので「積み木で高く・広い建物をつくろう」をテーマに活動しました。

 まずは1分でとにかく高く積む。

 次に、高い建物を3分で作る。建物の定義は床と壁と屋根があることにしました。

 次に3分で入口のある高い建物を作ります。班で一番高い人にどんな工夫をしたか説明をしてもらいます。

 最後は広い建物です。積み木で屋根もつくります。

 積み木の大きさが3種類しかないので、創意工夫が必要となってきます。

 建物の内部に柱を立てることで、広い空間を作っています。ロマネスク建築にも似たような工夫がありますね。

 これは高さはありませんが、広さを満たしているので、生徒たちも思うところがあったようです。

 課題内容にもよりますが、レギュレーションをどう解釈するかは読解力と思考の柔軟さの両方が求められますね。よい経験になったと思います。

 お互いの作品を鑑賞したあと、スライドで中世の代表的な建築物を見ていきます。少しでも中世の建築家の気分が味わえればと思います。

 この積み木は「楽積み木」といいまして、檜でつくられた三種類の積み木です。イベント等で使用したり、貸出も行っています。

 応援よろしくお願いします。

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