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2024年11月30日
10月30日、SSH講演会として、「流域治水」を取り上げ、自然科学、工学、社会科学、デザイン的な視点で深刻な自然災害に対する解決方法考えました。
講師は熊本県立大学 特別教授 地域共創拠点運営機構機構長 島谷 幸宏先生です。
質問のコーナーではどんどん手が上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。島谷先生にも生徒とのやり取りを楽しんでいただいたように感じました。
講演後の生徒の感想には「自然災害に対して自分たちにできることはないと思っていたが、身近なことからみんなで始めれば大きな力になることが分かった」とありました。「まずは家の庭に雨庭をつくろう!」という前向きなメッセージも多く出ました。
講演後は講師控室まで島谷先生を訪ねてきた生徒が、「自分の自宅はマンションだが何かできないか?」と質問に来ました!「ベランダを活用した方法もある」そうで、嬉しそうに帰って行きました。生徒たちと共有したいと思います。
講演会で刺激を受けた生徒たちがたまらず先生を追いかけて控室まで来る光景を毎年見かけます。そのたびに講演会は受け身の学習ではなく、生徒の主体的な学びのスイッチを押してくれる装置であると実感しています。
第二高校でも早速掃除の時間に水はけの悪い通り道の土を掘り起こすなど、生徒の「行動」つながる機会となりました。
ここは、雨が降るたびに大きな水たまりができ、生徒たちは水たまりをよけながら駐輪場から玄関に入っていく場所です。
そこで、掃除の時間を活用し、雨水を集めて、排水する溝をつくりました。
今後は、排水の効率を上げる工夫をしていきます。車や人で踏み固められた地面は思いのほか固く、水がしみこまないことを実感しました。
毎日掃除の時間の15分間で、美術科3年生の女子生徒がコツコツつくってくれています。(鍬やスコップを振るう姿もなかなか勇ましく、かわいらしいいです)
次は美術棟の庭に1年生が本格的な雨庭を造ろうと計画中です。
島谷先生、ありがとうございます。
※流域治水や雨庭については熊本県のHPに詳しくありますので、ぜひご参照ください。
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