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2024年03月14日
今日は美術探究レポートの発表会でした。
2時間で40人の発表をする為、一人2分の制限時間です。時間の節約のため、クロムキャストを使って各自のクロムブックの画面をモニターに映しました。また、ハンドマイクを活用し、自分の席でも発表できるようにしました。
レポートのテーマは二択。「美術史を変えたターニングポイント」と「アートグッズのデザイン」です。これらのレポートは今後様々な場面で発表をさせていただく予定です。
これは、勉強がはかどる「考える人タイマー」。
ゴッホの有名な絵画をテーマにした、商品企画とパッケージデザイン。印象派の画家やフェルメール、ミケランジェロなど誰もが知っている画家や作品が人気でした。
なぜ、その作品を選んだのか、背景も説明します。
「美術史のターニングポイント」を察するレポートでは、ルネサンスの芸術家やロマン主義、印象主義の芸術家を取り上げる生徒が多くありました。美術史の流れを辿ると、あきらかにここから変化したという時代のターニングポイントが感じられる時があります。生徒たちには1年間学校設定科目「美術探究」を通して美術史を学んだ後で、歴史を視覚的に分析するトレーニングとしてこの課題を出しました。
今年度からの取組として、美術史的なアプローチとデザイン的なアプローチの2択にしたことで、自分自身の適性を考えるきっかけにもなったと思います。
また理数科の授業でもアートグッズのデザインを行い、「シュメール人どんぶり」や「叫ぶ人クッション」、「埴輪箸置き」など個性的なアイデアが多数出ました。
これはマグリットの作品を照明にしようというアイデアです。紙粘土で模型も制作しました。
一人一台端末によって、デザインや鑑賞の学習の幅がぐっと広がりました。自分たちが思いついたことの多くはすでに商品化されているものも多く、創造することの難しさを学んだ生徒たちは「著作権」や「意匠権」など他者のアイデアも大切にできる人に育つのではないかと感じました。
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