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2022年05月24日
1年理数科の芸術Ⅰ美術選択は日本画に挑戦します。今年度理数科美術ⅠではSTEAMとの関連を重視したカリキュラムを設定しました。
校内の植物を摘んで、スケッチします。教科書の小林古径や尾形光琳の作品も参考に見ています。
日本画ではありませんが、エゴン・シーレやジョージア・オキーフからも刺激を大いに受けます。
生徒たちのスケッチを見ますと、どの作品も花や草の構造をよく観察して、細かな特徴まで丁寧に描写しています。
今後、生物の授業や研究でもスケッチの力が必要になるので楽しみです。
野草は、枯れるのが早いため、Chromebookで撮影したり、押し花にしたりして記録します。
スケッチは実物を観察して行いますが、授業から授業の間で枯れてしまうので、Chromebookの存在は非常に有用です。今後は完成した作品や制作の経過も撮影して整理し、ポートフォリオとして活用します。
みんなが摘んできた花の中にはラベンターやレモンバームなどのハーブもあります。
これらのハーブは、2年かけて普通科の外庭掃除の生徒たちが整備したセミナーハウスと美術棟の間の花壇で育ったものです。先日、担当していたある生徒が学年が変わっても毎日水をあげに来てくれていると聞いて、とても嬉しくなりました。
ICT活用の授業を通して、自然を感じ、先輩からのバトンを感じることができました。
今後、顔料や展色剤、支持体の研究も進めて、STEAM教育としての充実も図る予定です。(日本画ですと顔料→岩絵の具や水干絵の具、展色剤→膠、支持体→和紙になります)
伝統と向き合うと思わぬところで科学の種を見つける、生徒たちはこのような発見をつないでいきます。
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