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2020年07月29日

美術科

明和電機による「ナンセンス発想法ワークショップ」 in第二高校

 7月25日(土)、本校のアクティブラーニングルームにて「ナンセンス発想法ワークショップ」を開催しました。これは「第32回熊本アートパレード」を主催する熊本市現代美術館と本校美術科とのコラボレーション企画として実現したもので、美術科生徒約50人を対象に、アートパレードで審査員を務める芸術ユニット「明和電機」の 土佐 信道 社長 をお招きして柔軟な思考づくりについて学びました。

 最初に明和電機の作品(製品)がいくつか紹介され、生徒たちは作品の開発までに描かれた一連のスケッチを見て、ユニークな発想に目を輝かせ、実際に作品に触れてその面白さを実感することができました。

 ワークショップでは「今朝起きてからこれまでに触れたもの」を「言葉」として起し、その「言葉」を元に発想を広げていく「ナンセンス発想法」に取り組みました。日頃の生活から「言葉」を組み合わせながら発想を広げ、それをスケッチにまとめる活動です。描かれたスケッチはどれも独自性や意外性に溢れたものばかりで、各自のアイデアがプロジェクターに紹介されると会場内に歓声が沸き、土佐 社長 のユニークな人柄とテンポよく進められる活動の中で、90分間があっという間に過ぎていきました。

 会の締めくくりには、「なに“を”表現するか(コンテンツ)」でなく、「なに“で”表現するか(メディア)」が鍵となる今年の熊本アートパレードのテーマについても説明していただきました。

【生徒の感想から】

・参加してみて良かったと思いました! 3学年一緒のワークショップだったから、最初は絵を見せるのにちょっと抵抗があったけど、みんなの作品をみていたら凄く面白いものやなるほどな~というものが沢山あって、お互いの作品を鑑賞する良さを改めて知ることが出来ました。また、限られた時間で(個人的には短かった)ユニークな発想ができる方法が見つかった気がします。意外にも、身近なものや視点から引っ張り出せたので、今後の活動にも活かせそうだなと思いました!

・自由に何かを考えるのが苦手で発想の方法が今まで分からなかったが、今回のワークショップで発想の方法を知ることが出来たので今後の作品作りに活かしていきたいと思いました。発想というのはとても曖昧な言葉で、よく「普段から良いものを見ていれば良い発想が出来る」とか言われますが、良いものという定義も曖昧だし発想というものは自分には難しかったです。ですが今回のワークショップではかなり具体的に発想に至るまでの手順や思考などを教えて頂けたので、これまでのようにアイデアスケッチに至るまでに何時間もかかったり悩んだりする事が減りそうです。とても有意義な時間でした。また同じようなワークショップがあれば参加したいと思います。

 今回のワークショップで経験した発想法などが、今後の二高生活や表現活動に活かされることを期待しています。

 明和電機の皆様、熊本市現代美術館の皆様、本当にありがとうございました。

 

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