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2020年07月02日

理数科

理数科21期卒業生 淨住 大慈さん【大阪大学助教 博士(理学)】の研究成果が米国科学誌「Science」に掲載されました

理数科21期卒業生 淨住 大慈さんら

【大阪大学微生物病研究所】の研究

米国科学誌「Science」に掲載

[研究]精子の成熟を調節する鍵分子を発見 ~不妊症の原因究明と治療に新たな視点~

≪研究概要≫
大阪大学微生物病研究所の淨住大慈助教、伊川正人教授らの研究グループは、ベイラー医科大学との共同研究で、精巣タンパク質NELL2が精巣上体に働き、精子の成熟機構のスイッチをオンにするメカニズムを世界で初めて明らかにしました。NELL2がルミクラインと呼ばれる組織間情報伝達で機能することを発見したことで、男性不妊の診断・治療薬や避妊薬への応用や、組織間情報伝達を担う新規のメカニズムとして様々な生命科学分野での研究の応用が期待されます。

研究の詳細は http://www.biken.osaka-u.ac.jp/achievement/research/2020/142 をご覧ください。

淨住 大慈さん 大阪大学微生物病研究所 遺伝子機能解析分野 助教 博士(理学)

[略歴]
 1973年 熊本県熊本市生まれ

 1992年 熊本県立第二高等学校理数科 卒業
 1996年 大阪大学理学部化学科 卒業
 2001年 大阪大学大学院理学研究科博士課程生物科学専攻 修了

 科学技術振興機構、大阪大学蛋白質研究所、大阪大学免疫学フロンティア研究センターを経て2019年より現職

専門:発生生物学、生殖生物学、生化学

 

enlightened淨住大慈先輩にインタビュー

○先輩、名前の読み方が難しいです。教えてくださいっ。
 【きよずみ だいじ】と読みます。よろしくお願いします。

○高校時代はどのように過ごされていたのでしょうか。
 クラスメイトは皆、勉強も部活動も頑張っており、勉強の仕方を互いに工夫し合あったり、クラスマッチでは一致団結して優勝したりするなど切磋琢磨しつつ楽しい3年間を過ごしました。私自身は三年間硬式テニス部に所属しておりました。体育祭や二高体操も懐かしいですね。休み時間に早弁して、昼休みに体育館でクラスメイトとバスケをしたりしていたのも良い思い出です。

○高校時代の勉強に対する取り組み方を教えてください。
 基礎基本を大切にすることです。疑問に思ったことは残さず自分で調べ、間違えた問題は繰り返しやり直す!

○好きな教科、頑張った教科は何ですか。
 化学が好きだったので、とりわけ頑張りました。今は生命科学を研究していますが、化学のしっかりとした基礎知識があるのと無いのとでは生命観や問題の捉え方が全く変わってきます。

○当時の先生方について、思い出されることはありますか。
・英語のN先生の授業はすごく面白く、進め方も上手くて、とても刺激を受けた印象深い先生の一人です。
・姉妹校であるビッグスカイ高校の先生が来日された折に、自宅を訪問されインタビューを受けた思い出があります。

○大阪大学を選ばれた理由は何ですか。
 伝統的にライフサイエンスが強い大阪大学を志望しました。また、文化的・歴史的な財産が多いことも、学びの地として大阪・関西圏を選んだ理由の一つです。

○SSH校指定についてどう思われていますか。
 卒業生としてとても誇らしいですね。二高の発展と二高生のさらなる活躍に期待しています!
 

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