2020年09月19日
1学期終わりの家庭基礎では、「旅のことば」を使って対話ワークショップを行いました。「旅のことば」は、「認知症とともによりよく生きる」ための工夫の40個で構成されたもので、認知症の方やその家族の生活や悩みを垣間見ることができるものです。この40個の「旅のことば」は、「パターン・ランゲージ」と呼ばれる考え方に基づいて書かれています。
その40個の中には「広がらなければ、状況は変わらない。」の工夫の名前に、「声を届ける」があります。認知症の方や家族の声を生徒へ届けたい。そう考え、39歳で若年性アルツハイマー病と診断された丹野智文さんに原稿をいただいて「スコットランド訪問報告書(英語)」を授業で読むことにしました。
全文を21に分割し、ペアで翻訳を担当します。二人でA4半分程度の分量です。1人だと不安ですが、二人だと心強くてなんとか前進できます。発表は、クラス全員で行います。二人で一緒に前に立ち、丹野さんになったつもりで発表します。全員の発表を聴くと、全容がわかる仕組みです。
隠れミッションは「発表スキルを上げる」。「みんなで1つのことを発表でき、一体感があって楽しかった、やりがいがあった。」「文章がつながっていく楽しさを感じた。」という感想が聞かれました。
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自分の中にある認知症に対する考えは、事実と異なることに気づいた。
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今日の学びで、自分も変えられるようなことを学んだのでよかった。
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認知症のことについて、もっと知りたいと思った。
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「認知症の場合、当事者と支援者は、いま認知症である人と未来に認知症になる人という、時間軸で連続的な関係になりうる。」(出典:「認知症フレンドリー社会」徳田雄人著)という視点がとても大切だと感じます。
「社会の側こそが変わっていく必要があること」そのために自分がすること・できることは何かを考え続け、実践につなげていきたいと考えています。
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