2022年09月07日
理数科1学期の美術Ⅰ(選択)は日本画とフレスコ画を行いました。
フレスコ画はミケランジェロの「最後の審判」など古代からルネサンスまで盛んに描かれていましたが、油彩画の登場と共にその立場を譲ることとなります。10月に九州国立博物館でも展示があるポンペイ壁画も有名です。
第二高校ではこれまでSSH特別講義として卒業生の椎葉聡子先生をお招きし、フレスコ画講座を開催してきました。
今年度は新しいチャレンジとして通常の授業の中に取り入れ、椎葉先生の講義を参考に以下のように制作しました。
まず、消石灰を水に浸し、珪砂を混ぜた石灰モルタルをレンガにコテで塗ります。(消石灰は食品添加物として販売されていますが、使用には注意が必要です)
写真ではわかりにくいのですが、表面に薄くガラス質の被膜ができています。
みんな短時間に手際よく塗ることができました。
顔料を水に溶き、着色します。顔料のラベルには色の名前だけでなく、原材料も書かれており、化学とのつながりも感じます。
写真の顔料はセルリアンブルー、1805年に開発された合成顔料です。
写真の顔料は本校でつくったプルシアンブルーです。合成顔料としては最も古くと表現されることも多く1704年前後に開発されたようです。(ただし古代エジプトですでに合成顔料を使用している例もあります。人類の青に対する情熱を感じます)
プルシアンブルーは消石灰とのアルカリ反応により、青から琥珀色に変色するのをみるもの楽しいひとときです。
50分授業ではなかなか完成は難しいので、レンガごとジップ付きのビニル袋に密閉し、3回にわたって制作しました。
完成した作品は、校内に展示する予定です。
6月に制作した日本画も無事に完成。こちらは色紙ではなく、土に還る素材でつくられた紙皿に制作しました。
美術を通してあらゆる学問に通じる体験ができることに、日々感動しています。
SSH第Ⅴ期の3年間でSTEAM-Dのカリキュラムとして確立していく予定です。
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