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2年生SSH講演会「呼吸と科学」

2020年07月22日


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2020年07月22日

2年生SSH講演会「呼吸と科学」

 7月22日、九州中央リハビリテーション学院から理学療法士 岩見 幸省 先生をお招きし、講演会を開きました。

 2年生のテーマ研究は、研究テーマ自由の個人研究ですが、ここ数年外部講師の先生方にも御協力いただいています。今年度はコロナをテーマにした研究も多面的に行ってはどうか? ということで、事前指導として、新聞を資料に気になるテーマを見つける活動を行いました。

 現在、感染症対策としてマスクをつけることが日常になっていますが、「息苦しさ」「表情が見えない」などの課題もあります。そこで今回は普段はあまり意識しないけれど、大切な「呼吸」をテーマに、体一つあればできる実験と、身近な課題から研究テーマを広げることにつながる講義をしていただきました。

 まず、鼻呼吸と口呼吸に注目し、継続すると顔の印象まで大きく変わること、健康に深く関連があることを学びました。次に、広背筋に注目し、ストレッチを通して自分の体の変化を実感するワークを行いました。自分の呼吸に意識を向けることで、生活が変化することを学びました。

 今回は、感染症対策の一環としてICTを活用し、メイン会場と教室をzoomで結び、オンラインで講義を行いました。途中機器の不具合もありましたが、岩見先生のお人柄とデザイナー顔負けのクオリティのパワーポイントで無事に終えることができました。

★★★生徒のワークシートより「呼吸」をテーマにどんな研究テーマができると思うか?

・姿勢・呼吸と学力・運動能力の関係

・息をしやすいマスクのデザイン

・広背筋の固さと学力は関連性があるか(毎日SHRで広背筋ストレッチをやるクラスとしないクラスに差が出るか?)

・眠くならない呼吸

・呼吸でダイエットはできるか

・口呼吸と感染症リスクの関係

・呼吸法を変えると歌唱力も変わるか?

・動物の呼吸

・呼吸と体力の回復力の関係

等、さまざまな展開を見ることができました。

最後に、この「呼吸」の話を誰に伝えたいですか? という問いに対し、多くのの生徒が「家族」をあげ、「肩こり」や「高血圧」などの関連する疾患をあげて、「家族にもっと健康になってもらいたい」と書いていました。また、友人たちと学んだことを分かち合いたいとの言葉もあり、ほんとうに心の優しい生徒たちだと感動しました。学んだことが、生活で再現できる「E(探究)レベル」の学びをさせていただいた有意義な時間だったと思います。

 

 

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