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１１月５日（火）の午後、熊本サイエンスコンソーシアム（KSC）所属校のうちの４校（熊本北、鹿本、大津、第二）合計４９名が合同でソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社への企業訪問を行いました。

初めに会社概要説明が行われ、環境活動等の活動紹介も行なわれました。

半導体がどれだけ身近にあるのかを、家電等だけでなく、社会インフラ、交通インフラとしての半導体の用途や、ソニーの主力商品であるCMOSイメージセンサーについての説明がありました。センシング・モバイルイメージング領域の今後の展望などもお話にあり、非常に興味深いお話となりました。また開発・生産拠点が九州を中心とした組織であり、これは九州地区でも数少ない例であるという事は印象的でした。

環境活動への取組について、特に地震・電力・環境関係のお話がありました。地震対策では、震度７にも耐えられる設備を整えることや、気象庁等との連携で地震対策も行われています。電力に関しては雷撃による瞬低・停電対策のための設備投資や、蓄電・発電の仕組みについても説明がありました。環境について、水のリサイクルに特に注力されており、使用する水の83％を組み上げ、57％をリサイクルしており、それ以外にも地下水涵養事業も積極的で、合計すると組み上げた以上の水を返していることがわかりました。

後半は、３つのグループに分かれてイメージセンサーのデモやクリーンルームの見学を行いました。日頃中々見ることのできない施設を見学し、非常に刺激になっていたようです。

休憩をはさんだ後、最後は、各グループに分かれてグループワークを行いました。

今日学んだことから印象に残ったことを付箋紙に書き出し、グルーピングすることで整理し、これから自身の学校等で取り組めることをまとめ、いくつかのグループが代表で発表を行いました。

熊本サイエンスコンソーシアムではこれからも県内SSH校及び県内理数科・理数系コースを有する学校を中心に科学技術人材の育成を目指していきます。

御協力いただきましたソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社の皆さま、ありがとうございました。