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2024年12月10日
12月6日(金) 本校理数科と美術科の2年生が九州大学芸術工学部及び九州国立博物館でSTEAM-D【科学芸術】の研修を行いました。
午前中は九州大学芸術工学部へ赴き、科学と芸術の交差する内容についての講義を受けました。
九州大学大学院芸術工学研究院人間生活デザイン部門の秋田直繁准教授による「デザインエンジニアリングとは?」が行われ、
初めに、モノとヒトのことを知るためにクリエイティブデザインと人間工学についての話がありました。
ここでは例として、デザインと科学の関係を照明を例に説明してくれました。
次に、デザインとは何かを狭義または広義の意味で考えます。特に、広義のデザインの定義「計画を行い、誰かが何かを感じ取ることができるようなモノや空間や仕組みなどのカタチとして表現すること」はこれからの生き方にも通じるような気付きとなりました。
その後は、今回のリクエスト授業のメインとなるデザインエンジニアリングについてです。
人の行動行為や生活の仕方などを予測しながらコトやモノを提供することの大切さを伝えてくれました。
開発におけるポイントとして、相反する事象が生じた場合とその解決がイノベーションに繋がることが非常によくわかりました。
また、ここでは事前課題として出された“機能美”を感じるものについて提出されたものをお互いにチェックし合いました。クリップやバッククロージャーなどのシンプルなものや、ファスナーなどの数学的仕組みを含むものなど、たくさんの作品が紹介されました。
⚪︎⚪︎のしやすさ(機能)と(美しさ)がどのように生かされているかを考えることができました。
最後に、卒業生の作品紹介や質疑応答、美術科生徒からの謝辞があり、講義は終了しました。
移動休憩等を含み、後半は九州国立博物館へ移動し、全体への講義(九州国立博物館の取組、保存科学とは等)を全員で受けた後、4グループに分かれて実際に修復等を行われている現場を訪問しました。
古紙の修復やでんぷん糊による修復の様子だけでなく、建物自体が災害等によって倒壊しないように、耐震等の仕組みもいたるところに見受けられ、美術科だけでなく理数科にも非常に学びの多い九州国立博物館研修となりました。
システムエンジニアリングと保存科学研修
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