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2018年11月21日
今年もSSH学校設定科目「美術探究」
の一環として
九州国立博物館バックヤードツアーを
開催しました。
2回目の今年は
美術科1年生に加え
2年生の探究科目で
「理想の絵具」に関して探究している
理数科5人も参加することができました。
交流課 主任研究員 上野様による
「九博の魅力とは」
と題したガイダンスに始まり
企画展の鑑賞
文化ボランティアの皆様による
バックヤードツアー と
常設展の鑑賞
大変充実した魅力あふれる研修となりました。
生徒の振返りでは
気になるキーワードを挙げてもらいました。
【文化財保存に関する科学的側面のキーワード】
窒素処理、二酸化炭素処理
再現文化財
IPM総合的有害生物管理
免震構造、制震構造
CTスキャン などなど
【展示内容の時代背景に関するキーワード】
伊能忠敬の測量
狩野派、琳派
火炎土器、唐三彩、鍋島焼
シルクロード
などなど
【文化財保存及び美術史的知識に関するキーワード】
美術探究で学んだ、尾形光琳と弟の尾形乾山の
合作を見れたこと
3Dプリンター
和紙、日本刀
螺鈿細工、遣唐使の貢ぎ物
すでに明治時代から九博を建てる議論があったこと
知識の基盤があればあるほど
専門知識を貪欲に楽しんでいけるのだと
感じさせる生徒たちでした。
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科学技術が進むにつれて、
保存科学が発展してきた。
科学技術が進むためには
細やかな気づきや探究心などが必要だと思うが、
それを支えていく事も大切なことだと思う。
その中でも、
ボランティア活動などが1番身近な例だと思う。
大きな事ではなくても
小さな事でも社会のつながりに関係してくると思うので、
自分が出来ることはしていきたい。
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多くのボランティアのみなさまが
九博を有機的に温かく支える姿を
感じる一日でした。
情熱的に案内していただきました
ボランティアのみなさま
ありがとうございました。
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現在の私たちが、
数百年、数千年前の
文化的な資料や
遺産を見ることが出来るのは
過去の人々のご尽力あってからこそのもので、
その文化財はもちろん
その文化財を修復する技術そのものが
後世に継承すべきものであるように
今回の研修を通して思った。
歴史的価値はお金に換えることが出来ないもの
であるからこそ、
これからの科学の発展と共に
技術の発展もするように思えた。
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私はこれから社会に出て、
見えないところに目を向けていくこと
に繋がると感じました。
芸術や文化財は、
見えないところに
人々の想いが込められていることを、
x線の話から学んだからです。
そんな想いを
文化財からひきだす仕事
をしている九博の方たちは
すごいと感じました。
そのためには、
些細なことにも気を配り、
丁寧に作業していくことが大切です。
これからの美術探究、美術史、制作に
いかしていきたいです。
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身近にある
博物館・美術館を
「学びの宝箱」
と感じた貴重な一日でした。
御協力いただきました関係者の方々に
心より感謝申し上げます。
Green Art Fes
FMK 熊本復興応援プロジェクト~with ~
美術館とも連携
探究と彫刻のコラボ
見立ての力
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町3-13-1
TEL:096-368-4125 FAX:096-365-5636
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