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SSH特別講演会 地元熊本から世界で活躍する企業の研究者を招へいしました

2020年11月12日


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2020年11月12日

SSH特別講演会 地元熊本から世界で活躍する企業の研究者を招へいしました

例年、全学年が一堂に会し聴講するSSH特別講演会。科学技術の分野で国際的に優れた業績を上げている研究者や技術者に依頼をしています。その研究プロセスや科学技術の成果、日本の科学技術が担う課題や役割を学ぶことにより生徒たちの知的好奇心の喚起を図り、国際社会で活躍しようとする意欲を育成します。                                                         今年度はコロナウイルス感染拡大防止に鑑み、学年毎に実施し、講演内容に興味がある生徒は他学年でも参加することができました。どちらも地元熊本から世界で活躍する企業の研究者の講演に生徒たちは聞き入っていました。以下に、生徒の感想を掲載します。

2年生 10月22日(木)
「感染症とワクチン開発~COVID-19に対する不活化ワクチンの開発~」                  KMバイオロジクス株式会社 研究開発本部 製品開発部長 園田 憲悟 氏

 

Q1:講演を聞いて学んだことは何ですか?

A1 最前線を進む方がわざわざ第二高校にまで来て、コロナウイルスのワクチンのことについて、私たちになるべく分かりやすく、そしてコンパクトに伝えてくださって沢山大切なことを学べました。また、ワクチンの値段や将来無料で出来ると聞いて少し安心しました。 もっと身近にコロナについて考えることができて、いい時間を過ごせました。

A2 ワクチンにも生ワクチンや不活性ワクチンなど様々な種類があることや、不活性ワクチンをどうやって作っているのか、ワクチンがどういった仕組みで抗体を作っているのかなど。去年習った生物基礎とつながる部分が多くあった。

A3 当たり前のようにワクチンを利用しているが、そこには高額な資金や膨大な時間、労力がかかっているのだと気付かされた。過去の経験が現在の私たちを救ってくれているのだと感じた。また、熊本に日本にワクチンを供給できるほどの素晴らしい会社があることを知り驚いた。

A4 KMバイオロジクスは熊本との関係が深く、私たちが接種するワクチンの多くは化血研のものだったということ。 ワクチンの種類は様々あり、現在KMバイオロジクスが新型コロナウイルスに対して作っているものは不可活ワクチンというもので安全性が高いが、費用や開発期間が長くなってしまう欠点がある。コロナウイルスのワクチン開発では、中国、アメリカが先陣を切っていて、中にはチンパンジーのウイルスを用いたものもある。

A5 ワクチンの人間用があることは自分も打ったことがあるので知っていたが、動物用ワクチンがあることは知らなかったし、それが私たちが安くて安心に食べるために必要だと知り、とても興味深かったです。 また、感染症にはたくさんの種類があり、それに応じてワクチンも存在し、今回来てくださった会社ではオンリーワンのワクチンがあることに驚きました。 コロナのワクチンで生ワクチンなら100円台の値段で供給できると仰っていたので、とても受けやすい環境が整えられることに安心しました。 今世界中で流行しているコロナのワクチンが一刻も早く供給できるのを願っています。

A6 ワクチンを研究されている会社の貴重なお話を聞くことができ、私たちが今まで打ったことのあるワクチンがどのようにできたのか知ることができました。ワクチンは研究者たちの試行錯誤、臨床実験など、様々な方々の努力を経てできあがったと分かりました。私たちの命を守るために日々ご尽力されていることに感謝したいと思います。

A7 ワクチンを作るのになぜ長い時間がかかるのかを知ることができました。最低でも7年かかると知って驚きました。 また英語の勉強の仕方も分かりやすかったです。日本人は英語を理解するのに努力が特に必要な部類だと知ったので、諦めず頑張ろうと思います。

A8 KMバイオロジクスは製薬会社だけど勤めている人は薬学部卒の人だけではなく、理学部や農学部や水産学部など様々な分野の人が働いていることを知りました。やはり一つのものを作るのにも様々な知識、材料が必要なのだということが分かりました。また、英語を学ぶことも大切だけど日本語で理解できないと英語も分からないので日本語で知識を広げることも大切なのだということを学びました。今、流行っているコロナの感染状況も政治の安定さと関連していて一つのことだけをしても駄目なのだということが分かりました。

Q2:今回の講演を誰に伝えたいですか?

A1 家族に伝えたい。新型コロナウイルスの取り組みがたくさん行われていることを改めて知って、色々気づくこともありました。多くの人が社会のために働いているということに感謝しないといけないなと思いました。わたしは、生物選択なので講演会の内容が授業とつながっていることもあり、今の一つ一つの授業の大切さにも気づけました。・家族です。もう一度、家族と感染症に関しての知識確認をしたり、関心を高めたいと思いました。 また、母子手帳を見て化血研であるかどうか確認してみたいです。

A2 家族など周りの人に伝えたいです。 伝えたいことは、熊本にある身近な会社がこんなにも全国で有名で日本の半分以上のワクチンを作っていることに感動したことです。

A3 身の回りの人達。特に今の時期熊本はコロナウイルス感染者が増えてきていて家族は心配しているのでどのくらいで出来ていくのかや値段のことなどについても話して安心させてあげたいと思った。

A4 お母さんです。小さい頃から受けないといけないワクチンも、追加のワクチンも全部打っておいてくれて、基礎疾患持ちの私にインフルエンザのワクチンを毎年2回受けさせてくれるのはありがたいなと思った。

A5 コロナウイルスによって苦しめられてる全世界の人に伝えて正しい情報が広まったり、着々とコロナウイルスの対抗手段の研究が進んでいるというのを知ってもらい少しでも不安が解消されたらいいと思う。

 

1年生 11月5日(水)
「世界の生産システムを支えるロボット技術~熊本から世界へ~」                        平田機工株式会社 事業本部第四ビジネスデバイスセンターロボット部 制御開発グループ主任 清水 聡仁 氏

Q1:今回の講演を聞いて学んだことは何ですか?

A1 熊本から世界に役立っていることがとてもすごいなと思いました。また、この分野は女性が少ないけれどすごく活躍していて課長とかにもなっていると聞いて、男性女性関係なしに色んなことができるんだなと思いました。

A2 社会人になってから出来ることはあるが、学生である今しかできないことがあるのて、そちらも頑張るべきだということ。

A3 高校で学んでいることは社会に出てから勉強してきた意味を感じることができるということです。だからこそ、社会に出て後悔しないように今、勉強を怠けずに取り組むことが大切だと感じました。

A4 何かをする上で清水さんが大切にしていることは、「新規性」だということです。どうしても自分としては新しいことにチャレンジすることを躊躇ってしまう傾向があるからです。

A5 最初は文系だから工学系の仕事はあまり関係ないと思って聞いていました。しかし、今自分が勉強をして、それがどのように役立つのか知る良い機会になり、この講演を聞けてよかったと思いました。今まで視野に入れていなかった分野の仕事について知ることが出来て良かったです。

A6 無駄な勉強はないこと。英語は大切だと言うこと。私は英語が苦手で、将来も海外に行く気は一ミリもありませんでした。でも「海外の人と自分の力で話すことはたのしい」という言葉や、外国の方と写っている写真を見て、もっと英語を勉強して海外の人とも交流したいなと思いました。
また、今の勉強を広く浅く頑張ろうと思いました。私は定期テストなどで必ず「捨て教科」を作り、得意な教科だけ頑張ってしまいます。そうじゃなくて、全ての教科をまんべんなく「いつか役立つ!」と思って頑張ろうと思います。

A7 講演を聞くまでは工業系の企業に美術系は必要ないと思っていたのですが、どんな系統の企業にもデザインなど美術系を必要としていることがわかりました。

Q2:今回の講演を誰に伝えたいですか?そして何を伝えますか?

A1 将来がまだ決まっていない他校の友達にロボット技術のことを伝えたり、一番は今勉強してること全てが大事なんだと伝えたいです。

A2 母に女性でもこんなに頑張っている人がいるから、私も色んなことを頑張りたいと伝えたいです!

A3 過去の自分と未来の自分。勉強をしておくことで自分の将来において職業の幅が広がるということ。早めに将来を考えながら何事にも意欲を持って取り組みたいです。

 

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