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2021年03月08日
令和3年3月3日(水)熊本城ホールにてSSH研究成果発表会を開催しました。今年度、新型コロナ感染症により学校行事も大きく影響を受けましたが、1,2年生が一堂に会した発表会開催に喜びを感じました。2年生の普通科・理数科・美術科代表生徒の課題研究の発表に加え、「災害に強いまちづくりのための科学技術・イノベーション? 地理空間情報を中心として?」の演題でハリウッド大学院大学 特任教授 上妻 博明 先生の講演が行われました。
以下は、発表会の生徒のポートフォリオの例です。二高ICEモデルチェックリストの視点で見ると「Eレベル」のものです。数多くの「Eレベル」のポートフォリオが投稿されました。みなさん、ありがとうございました。
SSH研究成果発表会ポートフォリオ「二高ICEモデルチェックリスト」
「Iレベル:発表をリアルに思い浮かべられるような記述できた」
「Cレベル:発表を自分の興味・関心につなげられた」
「Eレベル:発表を自分の興味・関心につなげ、将来の自分のどの場面で活かせそうか具体的に想像できた」
○ 今日一日の体験で、私は「主体的学びの意識」が変わりました。今日までは研究を行う意義や、研究がどういかされて、どのように未来を予想していくのか具体的に分からず、それにより、どこか曖昧な研究をしていましたが、今日の生徒の皆さんの発表や講義を拝聴して、しっかり形が見えて、研究の意義も垣間見ることが出来ました。これにより、「気になっているあれを調べてみよう」や「ここはもう少し掘り下げて研究できるのでは」と考えられるようになりました。SSHという、私達を導いてくれるレールに沿って、そのレールの入り口となれるような学びから、主体的に興味につなげてゴールへ進めるようにしていこうと思えました。
○今日いくつもの研究発表を聞いて、様々な研究は、最終的にはこれからの世界の発展や、人々の幸せに繋がるものだと感じました。魚やムカデなどの実験は、生物の行動傾向を深く知ることにより、最新の科学技術に生かす事ができるかもしれません。コロナウイルスの感染対策の工夫は、そこで生活する自分たちの幸せはもちろん、他国の構造も知ることにより、より広い視野を持つきっかけになると思いました。今回の発表内容は、内容が難しいようで、実は自分の身の回りに深く関係するものであり、自分がもっと広い感性で生活していたら気づくような事でした。私は、これから今日学んだことを糧に、普段から疑問を持ち続けそれを解決しようとする姿勢をもって学びを広げていきたいと思いました。
○これからの未来を予測して、社会の中で自分の力を発揮することが大切だと思いました。また、今回の研究会でこの第二高校でSSHという形で美術を探究出来ることの貴重さや、ありがたさを改めて感じられました。上妻さんの講演では新しい社会のあり方やその中での科学技術のあり方についてかなり具体的に知ることができました。特に気になったのはこれからは、国の役割が社会から取りこぼされそうな人たちを支援していくという形に変わるというお話です。だからこそこのSSHでの美術探究のような活動は美術を学ぶ私たちにとってとても意味のあるものなのだと感じました。それは社会への積極的な参加を可能にするというだけでなく、社会を見る目となるという意義があるのではないかと思うからです。今回の研究会を通して、このような気づきができて良かったです。
○私は、自分のGRのテーマ研究と比べながら発表を聞くことに集中しました。全ての発表を通して思ったことは、自分のテーマの目的と、発表者のテーマの目的の差が大きくあり、次のテーマ研究の目標にできると思ったことです。私はテーマを決めるときに、自分の身の回りや、友達の身の回りに関することから問題点を見つけて行ったけど、発表した人達はみんな、自分や友達の周りのことだけでなく、社会に目を向けて行っていたことに気づくことが出来ました。このことから、自分や友達の周りだけでなく、社会に目を向けることでより良いテーマ研究ができることが分かったし、SSHの真の目的となる人材の育成の対象に少しでも近づけると思った。だから、私は次回のテーマ研究では、その時の社会問題をまず見つけて、それを自分と関連づけて行えるようにしたいと思った。
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