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2021年10月08日
10月7日SSH特別講演会「DXはいかにしてモノ・コトとしてデザインされているか」という演題で、本校美術科卒業生で、SSH運営同委員の宝塚大学メディア芸術学部教授であり株式会社ジェットマン代表の井上幸喜先生をオンラインでお招きして講義をしていただきました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は「デジタル技術がすべての人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させる」考え方で、これからの世の中を語る上で欠かせないキーワードです。
本校は今年全校生徒にタブレットが配付され、授業や日々の活動の中で活用を模索している日々です。
まずDX1段階目のデジタイゼーション(アナログデータのデジタル化)、2段階目のデジタライゼーション(仕組み作りのデジタル化)は、課題の配信、各種アンケート、日々の連絡等で活用しており、少しずつ進んでいる形です。
最終段階のデジタルトランスフォーメーション(デジタル化による新しい価値の発見)は、今後生徒の活動のデータベース化など模索していくと思います。
講演では、経産省のレポートをベースに「2025年の崖」を取り上げ、社会が痛切にDX人材を求めていること、そして文理関係なく活躍の場が期待できることをお話しいただきました。(むしろ文理に分けて教育することの課題は皆さんご存じの通りです)
感染症対策のため、各教室でオンラインでの講義となりました。
オンライン講義は生徒の集中を保つのに苦労しますが、井上先生はさすがデザイナーでもあるので、わかりやすく洗練されたスライドとDX企業の取り組み例を動画で例示いただき、DXは未来のお話ではなく現在進行形のことなのだと気づかされました。
また、美術科だけでなく、普通科・理数科の生徒も井上先生の親しみを感じさせる語り、随所にちりばめられたお茶目な仕掛けに先生ご本人へリスペクトを感じた生徒も多くいました。
最後の質疑応答で、「ドラえもんの世界は本当にできると思いますか?」という趣旨の質問かありました。井上先生の「ドラえもんそのものはここにはいないけど、今こうやってオンラインでみんなと話をしていること、『どこでもドア』と同じだよね。」という答えに、みんな納得でした。
オードリー・タン氏の言葉を紹介され、新しい刺激と暖かい人間味のあるコミュニケーションでこの講演は終了しました。
『DX推進に関わる人々の仕事は、人に声を与え、声を持たなかった人に声を与えて参画を促すこと』
井上先生、ご講演ありがとうございます。
最後に生徒の感想を紹介します。
★感想★
最近、DXという言葉をよく耳にするようになり、どういうものか気になっていたので、すごくためになり、面白かったです。今後求められる人材が明確にわかって、学びたいことが増えました。理系需要が高い中、文系にも活躍できる場があるということを実際の成功者の方から聞くことができ、受験へのもチンベーションも上がりました。(普通科文系3年)
★感想★
井上先生の「苦労することさえ楽しいと思える』という言葉がとても印象に残り、自分もそう思えるような仕事を将来したいなと思いました。自分の社会の為に何ができるか考え、自分らしいデザインの仕方を発信していける人になりたいと思いました。(普通科文系3年)
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