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2021年12月21日
『これから先の自分の人生に哲学という新たな選択肢を持って生きていこうと思います』
12月20日科学家庭の授業に、スペイン在住(高校卒業後、すぐに単身渡西。ヨーロッパ在住8年目)の谷吉楓様が訪問してくださいました。スペインとイタリア、両方の大学に在籍しダブル学位の取得を目指していらっしゃいます。スペインでは、バルセロナ大学哲学部で学んでいらっしゃることから、哲学的思考の接点となり、哲学的問題の扱い方を通じて振り返るという貴重な時間となりました。
人生をどのように切り開いていくかを考えるための実践的な道具である哲学に触れることで、生徒たちが習得してきた知識を統合しながら、考える力を鍛え、最終的には自律的かつ批判的に考え、行動できる市民となる準備を整えることを目指します。
事前に、「哲学ってどんなイメージ?」「楓せんせいにお尋ねしたいこと」に加え、「家庭科と哲学との関係は?」を考えてもらいました。HPを読んでくださっているみなさま、いかがでしょうか?
オンラインの状況は非常に快適で、隣の部屋でお話してくださっているようでした。写真でわかる通り、生徒たちは非常に熱心にメモを取りながらお話を伺いました。
講演は、事前の質問を基に、対話をしながら進みました。「普段触れることのない内容ばかりで面白かった。」「「5つの言語を話せることもすごいと感じ、かっこいいと思いました。」など感想が聞かれました。講演を通して考えたこと、一番の学びは何だったかを紹介します。
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身の周りにも同じようなことを考えている人がいるということを今回知ることができたので、ワクワクしたし哲学ってすごいと思いました。これから先の自分の人生に、哲学という新たな選択肢を持っていきていこうと思います。
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今回の一番の学びは、論理数理学です。論理数理学で文系は数学を勉強しないといけないというのは、とても納得しました。自分の専門分野でなくても、いろいろな分野について浅くてもいいので知識を持っておくべきかなと思います。
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哲学の話題をめちゃくちゃ楽しみにしていました。期待通り、どの話を聞いていて楽しかったし、「こんな考え方もあるんだ!」とハッとさせられるものもたくさんでした。今まで哲学は文系の色が染みついた教科だと思っていました。しかし、理系の教科にもリンクしていると聞いて驚きました。
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自分にあう、自分が好きなものを探究していくことが大切だと思いました。
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一番の学びは、大学の選択肢は日本だけでなく世界にもあるということ。この講話は、私の将来の道を増やすことができる可能性を教えてくれた、人生でも大きな経験になったと思います。
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「普段学んでいることと哲学と結びつけた体験がしたい」「哲学の問題を一緒に考えたい」という提案もありました。ぜひみんなで体験する機会、考える機会を作っていきたいと考えています。生徒のみなさん、お楽しみに!
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